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最近の新築住宅に共通する傾向は何か

最近に新築された不動産のうち数多くある戸建住宅を拝見していると、ある共通した傾向を発見することができます。一戸建てといっても単に建物の建て替えではなく、田んぼや畑や原野などを切り開いて造成した団地を対象にした場合だと、ほとんどの団地では住宅の玄関の高さが道路とほぼ同じ高さになっています。この場合のメリットは土地の造成コストを抑えられるし、段差もほとんどないのでバリアフリーに対応しやすくなります。しかし逆に道路と家の高さがほぼ同じなのでデメリットも懸念されます。懸念されるうちの1つは水害対策です。21世紀以降になって自然災害が多く目立つようになりました。特に梅雨明けが終わろうとするころの集中豪雨、ゲリラ豪雨などが発生しやすくなっています。これのために一部地域では中小河川用水から水があふれだしたり、側溝の排水が追い付かなくて床下あるいは床上浸水の被害をもたらしています。新築造成された団地などはそのあたりの懸念も考えておかねばなりません。逆に既存団地で浸水被害を経験した地域では建物建て替えの際に土地のかさ上げ工事を行ったために道路から1メートル以上玄関が高くなっていて、建て替えていない住宅との高さの差がはっきり把握できます。この場合は数段の階段差が生じることになり、老後の際のバリアフリーをどうするか考えておかねばなりません。

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